アロマオイルのブレンドについて

アロマオイルには様々な香りがありますが、香りの好みは様々です。

体質などにより、香りの好みも変わるようです。

一般的に好まれる香りもあれば、好き嫌いが分かれる香りもあります。

効果によってアロマオイルを選ぶ場合、香りが好みでない場合があります。

そういった時には、ブレンド向きのアロマオイルや

自分の好きな香りをブレンドしてみましょう。

他にも、ブレンドすることによって以下のような効果もあります。

 

ブレンドの効果

異なる成分による相殺効果

異なる成分による相乗効果

香りの持ちをよくする

強い香りを柔らかくする

 

 

 

 

アロマオイルの使い方

アロマテラピーには様々な方法があります。

ご自身に合った使用方法を見つけてみましょう。

 

芳香浴

空気中にアロマを拡散させて楽しむ方法です。

  • ティッシュペーパー、ハンカチ、アロマペンダント、ストーンには1~2滴
  • アロマポット、アロマランプ、ディフューザー
  • 部屋の大きさによって使用量を変える

 

湿布法

一般に、温湿布は肩こり、腰痛、生理痛など慢性のトラブルに、冷湿布は急性のトラブルに効果的とされています。

洗面器に湯(または水)を入れ、精油1~3滴落とします。

タオルを縦に二つ折りし、中央部をたるませて湯(または水)をすくい取るようにして付着させます。

精油を含む面が内側になるように折りたたんでから軽くしぼり、湿布する部位に当てます。

冷めないように上からラップをしてタオルを巻いたりします。

冷めたら取り換えつつ、20分ほどが目安になります。

また、目の周りや皮膚の弱いところへの使用は控えてください。

吸入法

精油を含んだ蒸気を呼吸器から体内に取り入れる方法。

風邪など、粘膜などへの症状に効果的

刺激が強いので、5分ほどにしましょう。

絶対に目を閉じてください。

洗面器やボウルなどに熱いお湯をはり、精油2~3滴入れ、蒸気を吸いこむ方法。

香りを感じにくくなっても精油を足すのではなくお湯を足す。

目安は70度ほど

湯気が逃げないようにバスタオルで頭から覆ってあげると

フェイシャルスチームとしても使えます。

その場合は美肌効果のあるものを使いましょう。

 

アロマバス 

皮膚からの吸収、呼吸器からの吸収、そして脳への刺激、更には入浴自体の効果もあり

非常に効果的です。

直接バスタブへ入れてしまうと、刺激が強いので、塩やオイルに溶かしてから使います。

お皿などに取った塩、(精製されていないものがお勧め)に精油をたらして吸収させて

お湯によく混ぜてから入浴してください。

一回に使う量は、通常の大きさのバスタブであれば、5滴以内にしましょう。

半身浴の場合は精油の量も半分にしましょう

皮膚刺激があるようなものは控えめにし、最初は少量から使ってみましょう。

刺激を感じた場合はすぐに洗い流しましょう。

リラックスする場合はぬるめ、リフレッシュする場合は熱めの温度にしますが

これらも精油の効果と組み合わせると効果的です。

 

部分浴

洗面器などを使う。

お湯に基材に溶かした3滴ほどの精油をよく混ぜてから手や足を入れます。

座浴も生殖器や泌尿器系の感染症、痔などに効果があります。

 

トリートメント

 

リラクセーション、保湿、美肌、血行促進、凝りをやわらげるなどの効果があります。

植物オイルを使い希釈し、トリートメントオイルを作り

身体や顔に塗布します。

濃度は1%以下(顔の場合は0.5%以下

アロマオイル1滴は0.05ml

オイルは必ずキャリア用のオイルを使いましょう。

アロマオイルを購入する時にチェックするべき事

アロマオイルを選ぶ際

瓶の表記を確認しましょう。

 

①学名(目的のアロマオイルか)

②抽出方法 distillation・expressed・extracted・absolute

③抽出部位 flower・leaf・seed・root・resin・herb

④ケモタイプの表記の有無

⑤オーガニック製品か 

⑥産地

⑦価格(精油1kgを得るために、ローズは花を3~5トンも必要とする)

⑧光毒性の有無

 

アロマオイルは法律上雑貨になります。

効果効能を表示したり、説明して販売することは出来ません。

そのような販売方法をしている業者からは購入を控えましょう。

 

 

 

 

アロマオイルを使用する時に気をつけること

アロマオイルを使用する時に気を付ける事

  • 原液では使用しない、触らない
  • 精油を飲用しない
  • 火気に注意する
  • 妊婦の使用は医師に相談
  • 既往症のある人は医師に相談する
  • 高齢者、子供の使用に注意する
  • 光毒性に注意する
  • 異変を感じたら使用を中止する
  • 子どもやペットの手の届かない場所に保管する

植物にとってのアロマオイルの役割とは

植物は動けませんので、自らが生き残っていく為に

二次代謝によって精油成分を作っていると考えられています。

特定の虫を避けるための忌避効果や

香りで虫を引き寄せ受粉を助けてもらう誘因効果、

抗菌、殺菌作用など

様々な効果のある物質が含まれていると考えられています。

また、人間にとってホルモンのような働きをする作用もあるのではないのか

という説もありますが、全てが解明されているわけではありません。

アロマテラピーとは

定義は(AEAJによる)

アロマテラピー精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法である。

  1. リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
  2. 美と健康を増進する。
  3. 身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
  4. 身体や精神の不調を改善し、正常な健康を取り戻す。

※ 人間が本来もっている自然治癒力を高めることにより、病気を未然に防ぐ、治癒を促す、体質を改善するなど健康の維持、増進を図ること。

※ 恒常性 体内の変化や環境の変化にかかわらず、体内環境を一定の範囲で維持するしくみ。

 

 

アロマテラピーは、

ホリスティックにバランスを調整する力があります。

身体におこるトラブルを部分的でなく、

心理面や体質を含めた全体的なものとしてアプローチするのがアロマテラピーです。

 

アロマオイルとは

アロマオイル(精油エッセンシャルオイル)とは、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものです。

不純物が混入していない、100%自然原料のものをいいます。

揮発性の芳香物質で植物の分泌腺で合成され、腺細胞や油細胞で蓄えられています。

芳香物質は数十から数百の有機化合物で構成されています。

そのような成分を、いくつかの製法で抽出したものが精油になります。